PARA

関西重鎮インストバンド
構築される脅威のグルーヴ

PARA(山本精一、YOSHITAKE EXPE、千住宗臣、西滝太、家口成樹)

演奏能力の高さと、ポリリズムなどのリズムが多用された複雑な楽曲とが相まって、バンドでありながらも、精密に構築されたサウンドシステムとも言えるPARAは、唯一無比の室内音楽の極みを目指す。

単調に繰り返される音のループが幾重にも重なり、バラバラだった一音一音に意味が生まれ始め、次第にひとつの大きなグルーヴとなっていく様は圧巻だ。また、演奏中に発生する些細なタッチミスにより生まれる多少のズレさえも意味を持たせ、そこから新たに音を再構築していく巧みな即興演奏技術は、彼らならではのバンド感と経験則からこそ成り立つものだろう。

精密さの追求と、ヒューマンエラーさえもパフォーマンスの一部としてリアルタイムで再構築していく彼らのライブは、常に脱皮を繰り返す生き物のように変態していく。そんな彼らの千葉初ライブは、貴重なライブ体験となるはず。じっくりと堪能してほしい。


2001年に、山本精一と、ドラムス・パーカッションのCHINAの二人で結成された。当初から基本コンセプトは現在と変わらず、構築性をベースにした、室内楽的グルーヴ(!)の追求だった。二人での活動期間は無いに等しく、すぐにキーボード/シンセのIEGUTIとスペース・ギターのYOSHITAKE EXPE(nutron)が加入(2001年の時点でバンド名は ”Partie”)。さらに、翌2002年にはキーボード/シンセの西滝太 (Suspiria)が加入。『X-GAME』収録曲の「CUBE」(M1)と「ARABESQUE」(M4)は、この頃すでに完成されていた。山本は、ギターではなくベース(・ギター)で参加しており、二台のキーボード/シンセによる「フレーズの組み上げ」をメインに据えていた。2003年に千住宗臣が加入。当初 はパーカッション的なプレイだったが、次第にCHINAとのツイン・ドラムへと移行してゆき、二台のドラムによるリズムの「織り成し」が行われていた。2005年、山本がギターへ移動。それに伴い、西がシンセ・ベースを併せて演奏するようになる。11月に、オリジナル・メンバーで当初のリズムを作っていたCHINAが不慮の事故により急逝。これにより、ドラムは千住のみになる。2006年、『X-GAME』リリース。2008年、『CURRICULUM』リリース。